高橋矯正歯科 クリニック
歯並び治療の
専門医院です
Orthodontics
Exclusively


歯並び治療の小顔効果について

高橋矯正歯科クリニック(東京・世田谷)

<歯並び治療の小顔効果について>

高橋矯正歯科クリニック(東京・世田谷) 院長 高橋 治

 歯並びの治療により噛み合わせ正しくなると、これまで不正咬合が原因で過度な「くいしばり」や「噛みしめ」を行っていた方の中には、咬筋の過緊張がほぐれて、顔のラインがやさしくなる現象がみられることがあります。これを歯並び治療(歯科矯正治療)の小顔効果と言います。
 顔の大きさは、顔の骨の大きさだけでなく、骨についている軟組織(筋肉、脂肪、皮膚等)の厚みとも関係があります。
 エラが張っているお顔の方をレントゲン写真などで調べると、あごの骨が大きいというよりは、エラの部分についている筋肉(咬筋)の厚みが多いという場合も多いのです。
 「よく噛んで食べましょう」という言葉をお聞きになる機会が多いと思いますが、この場合の「よく噛んで」というのは「咀嚼(そしゃく)」のことで、食物がお口の中に入っている時には、奥歯でよくすりつぶして食べましょうという意味です。
 これに対して「くいしばり」や「噛みしめ」は何もお口の中に入っていない状態で、上と下の歯を直接合わせることで、歯周病や知覚過敏の原因や一部の肩こりや頭痛の誘発因子になると言われています。
 食事で咀嚼する時と、唾(や飲み物)を飲み込む瞬間には、上下の歯をしっかりと使ってよく噛んだ方が良いのですが、それ以外の何もお口に入っていない時には、なるべく合わせない方が良いとされています。また、強い力でくいしばりをしていなくても、頻繁に上下の歯を軽く接触させる癖があるだけでも、口腔周囲筋の緊張を引き起こす原因となることが知られています。
 過度な「くいしばり」や「噛みしめが」起こる原因はまだ完全には解明されていませんが、心因性な負荷(ストレス)による中枢性の要因と、歯並びや咬み合わせなどの局所性の要因があると言われています。
 中枢性の要因とは、脳が「噛みしめなさい」という信号をあごの筋肉に送るということなのですが、日常生活の中でストレスを完全になくすということは難しいにせよ、噛みしめを自覚してそれをコントロールする方法を学ぶことで、少し軽減できる場合もあります。口腔筋機能療法(MFT)という口の周りの筋肉の機能改善法は、咀嚼・嚥下・発音・呼吸などの訓練を通して、くいしばりの抑制に役立つことがあります。さらに顔や首のマッサージをご自身で行っていただくことで顔のラインをよりすっきりさせることを目指します。
 局所性の要因である咬み合わせの是正は、矯正歯科治療が得意とするところで、「歯の噛み合わせ」、「あごの筋肉」、「あごの関節(顎関節)」の三者のバランスが整った状態を求めることで、過度な「くいしばり」や「噛みしめ」を減らすことに役立つことがあります。
 なお、親知らずを抜くと小顔になるといううわさを耳にすることがありますが、親知らずのある位置は顎骨内部ですので、顔の輪郭との直接的な関係はほとんどありません。しかし、親知らずの存在は咬み合わせに悪影響を与えることがあり、親知らずを抜くことで咬み合わせが安定し、過度な「くいしばり」や「噛みしめ」が生じなくなるため、結果としてエラが張っている状態が是正されて小顔になるという可能性は十分にあると思います。
 当医院(高橋矯正歯科クリニック)は矯正歯科専門の歯科医院ですので、咬み合わせと下顎骨の位置のずれから生じている「エラ張り」には対応可能です。また、口腔筋機能療法を行うことにより、機能と関係した筋肉の過緊張への対応が可能です。
 いわゆる「ぽかん口」といわれる弛緩した口元の形の改善や、より若々しい笑顔の獲得(アンチエイジング矯正)にも、矯正治療と口腔筋機能療法の組み合わせによる治療が効果的な場合があります。
 

歯並び治療の小顔効果の実例です

症例1.治療前後の比較です。矯正治療と口腔筋機能療法を併用して治療しました。


症例2.治療前後の比較です。治療例1の方です。)



HOME
<症例の掲載について>
  ・院長による症例をご本人様の承諾を得て掲載しています。
  ・診断用の写真を承諾を得ることなしに公開することは絶対にありません。
  ・当院のモデルとしてご協力を賜りましたことを心より感謝いたします。
  ・著作権所有:高橋矯正歯科クリニック(世田谷区)禁無断転載




問合せ先:

〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-5石田ビル3F
E-mail : takahashikyousei@gmail.com
TEL:03-5429-0206
高橋矯正歯科クリニック(東京・世田谷)
(小田急線祖師ケ谷大蔵駅徒歩1分)

自由診療の内容と費用に関する情報はこちら

治療のリスクと副作用に関する情報はこちら




著作権所有:高橋矯正歯科クリニック(世田谷区)